プレゼンテーションの中で話すべき項目を挙げていくにあたり必要となる「アイデアを引き出す」方法の一つとして、ブレインストーミングを前回ご紹介させていただきました。
●●●●で「アイデア」をどっと引き出す
http://www.d-consulting.biz/presentation/howto/brainstorm/
ブレインストーミングで、様々な切り口から見たアイデアが出揃いました。良かったですね。でも、それで安心してはイケマセン。
出てきた意見やアイデアを順番に述べていくだけでは、ただ意見・アイデアが様々に混在しているだけで、何を言いたいのかは相手に伝わりません。
次の重要なプロセスとしては、色々と出てきた「アイデアを整理する」ことになります。
では、今回は「アイデアを整理する」方法として、代表的な「KJ法」を紹介していきます。
● あなたの「アイデアを整理する」方法 - KJ法の概要
KJ法では、ブレーン・ストーミングなどで出された意見・アイデア、または各種調査により収集された様々な情報を1枚ずつ小さなカードに書き込み、これらのカードの中から近い感じがするカード同士を複数枚ずつ集め、グループ化していきます。このグループを小グループから中グループ、そして大グループへと組み立てて、図解化・文章化していきます。
これの作業により、テーマの各項目を整理し、課題解決に役立つヒントやひらめきを生み出すことを狙う手法です。
この方法は、文化人類学者川喜田二郎氏(元東京工業大学教授)が考案した技法で、川喜田氏の頭文字をとって「KJ法」と名付けられています。
● KJ法の具体的な手順
次に、「KJ法」の基本的な手順を紹介していきます。
[1]カードづくり - 情報収集のステップ
テーマに沿って、様々な方面からデータやアイデアをだし、カードに書き出します。前回取り上げたブレーン・ストーミングやカード・ブレストがこのプロセスにあたりますよね。
出てきた情報は1つにつき、1枚ずつ、小さな「カード」に書き込んでいきます。
(このカードは名刺大のカードか、大き目のポストイットが良いでしょうね。)
[2]グループづくり
次は、カードのグループを作っていきます。次のようなステップで進めていきます。
1)カード並べ
カード群を机の上などにカード全部を俯瞰できるよう並べ、ディスプレイします。
カード1枚1枚に書かれた内容、意味するところを丹念に読みとっていきます。
2)カード集め
近い感じのカードを集めます。
どのグループにも属さないようなカードを無理やりどこかへ入れる必要はありません。気長にやっていきましょう。
3)タイトル作り
先ほどの作業で、カードのグループがいくつか出来たかと思います。
そのグループ一つ一つに、これから「タイトル」をつけていきます。
この「タイトル」はグループに含まれるカードの意味するところをピッタリと言い表す言葉を選びます。
「タイトル」を作ることが出来たら、新しいカードに赤字や青字などで書き、グループにしたカードの上に置き、束ねます。
まず、カードの小グループが出来たら、次に小グループ同士で中グループを、そして中グループ同士で大グループを作っていきます。
[3]関連付け
中グループや大グループへと組立みたてたカードの束を大きな机に並べます。
そして、(1)内容の近いグループ同士を近くに配置します。次に、(2)「目的と手段」「原因と結果」「時系列」といった「ストーリー」作りを意識しながら並び替えます。
このようにストーリー性を考えながらカードのグループを配置する際には、囲み線やグループ同士の関係線を引きます。
このように、各グループの関係性を空間的に俯瞰し、論理的かつ直感的に全体的な構造を把握していきます。
[4]文章化
最後に、これまでの作業で明らかになった全体的な構造を基に文章化していきます。
これで、あなたのアイデアがすっきり整理してきたでしょう?


