さて、これまでにお出しした号では、「プレゼンの5W」と題して、主にプレゼンテーションの基礎となる「プレゼン概要を把握する」ことの重要性をお伝えしてきました。
今号からは、5Wの中にあった「WHAT - 何を伝えるべきか?」を深く掘り下げていきます。
では、プレゼンテーションで何を伝えていきましょうか?
もしかすると、前回リリースした「プレゼンテーション戦略シート」に、プレゼンテーションの目標や聞き手を踏まえて記入したプレゼンで伝えるべき内容が、該当するのではないの?という方もおられるでしょうね。
そうですね。
「プレゼンテーション戦略シート」で大まかな内容を書き出しています。よって、これから取り上げるのは、大まかな状態にあるある内容を項目一つ一つ、スライド一枚一枚に落としていく段階と理解いただければと思います。
例えば、ウェブサイト制作会社N社での日常の一コマ。
A係員 「長らく狙っていたM社のアポイントが取れたので、当社でのサイト制作を発注してもらうべく、万全を期したプレゼン準備をしたいと思います。」
U係長 「じゃぁ、M社の広報部長に、当社でサイト制作することでどういったメリットをもたらすのかをアピールする機会を、やっと得たんだね。お疲れ様。といっても、気を抜かずに準備してよ。
A係員 「はい!分かりました!」
このケースでは、「プレゼン戦略シート」には、このように記入されていることでしょう。
●目標: M社からウェブサイト制作を受注する
●聞き手: M社広報部長
●伝える内容: N社によるサイト制作でもたらされるメリット
では、この「伝える内容 - N社によるサイト制作でもたらされるメリット」とは一体、何を伝えていけばよいのか、どのように考えていけば良いのでしょうか?
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● まずは、多くのアイデアを引き出す。
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その最初のステップとしては、最初から思い込みといった制限を設けずに、出来るだけ多くのアイデアを引き出すことです。
今回の例では、「メリット」を取りあげていますが、この「メリット」を語るには様々な切り口でアプローチすることができます。なのに、思い込みばかりが先行すると、例えば「価格の安さが一番!」という切り口しか出てこないかもしれません。でも、実際にはどうでしょうか?「価格の安さ」をアピールする会社がひしめく業界であれば、「価格の安さ」を「メリット」としてアピールする意味は皆目ありません。
また、聞き手から「価格の安さも良いけど、デザイン性は低くては困る。」という声があるかもしれません。事前に色々なアイデアを出し、様々な切り口を検討していれば、聞き手を説得するだけの材料を準備することもできるでしょう。でも、「価格の安さ」だけしか検討していなければ、どうでしょうか?万事窮す、でしょうか?
ですので、最初の段階では、出来るだけ多くのアイデアを引き出すことが重要なポイントとなります。今回のケースだと、「デザインが格好いい。」とか、「価格が安い。」とか、「写真素材がいい。」とか…、色々出てくるでしょうね。
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● 次にアイデアを整理する。
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さて、色々なアイデアが出てきました。
じゃぁ、その全てのアイデアをプレゼンに盛り込んでいきましょう! …というのも、無理 ですよね。
まず、プレゼンの時間内に話が収まらず、「無理」。話の論点が多すぎて、どれも強調できず、聞き手にアピールできることなく、「無理」。といった結論に陥ることでしょう。
このような事態にならずに、効果的なプレゼンを行うためには、出てきたアイデアを整理していくステップが、色々なアイデアを出した後に必要になります。
次回は、この「アイデア出し」と「アイデアの整理」について、より具体的に取り上げていきます。


