プレゼン戦略シートにおいて書き出した「プレゼンで伝えるべきこと」とは、大きなテーマともいえるものです。そのテーマに沿って、具体的にどういった項目を挙げていくのかという、「アイデアを引き出し」、そしてその「アイデアを整理する」ことが必要である、と前回お伝えしました。
では、今回は「アイデアを引き出す」方法について、紹介していきます。
● 「ブレインストーミング」-アイデアを引き出す手法
今回は、多くのアイデアを引き出す手法の一つとして、「ブレインストーミング」を紹介します。
このブレインストーミングとは、集団(グループ)によるアイデア発想法の1つです。主に会議で用い、会議に参加しているメンバー各自が自由奔放にアイデアを出しあって、互いの発想の違いを利用し、連想することで、更に多くのアイデアを生み出す集団思考法・発想法です。「ブレスト」などと省略して呼ばれることが多々あります。名前の通り、まさに脳みそ(ブレイン)にアイデアの嵐(ストーム)を起こしていきます。
ブレーンストーミングは、次のようなルールで行っていきます。
[1] 否定的な発言や批判をしない。ブレスト中は、出されたアイデアに対する批判や意見は行いません。
[2] アイデアは常識に捕らわれない。つまらないアイデア、見当違いなアイデアと自分で思っても、他の人にとってみて、参考になるアイデアだったり、
他のアイデアと組み合わて、斬新なアイデアが生まれるかもしれません。
[3] 質より量。短時間にできるだけ多くのアイデアを出します。そのためには、テンポ良く、頭の中に閃いたことを反復せずにそのまま出します。
[4] 相乗り歓迎。他人のアイデアへの相乗りや、発展・結合させることを歓迎。
この「ブレインストーミング」を行うことで、考えの発想から制限を取り除くことができます。ですので、「プレゼンで伝えるべきこと」を伝えるのに必要不可欠な様々な意見や論点を、漏れなく、多面的に抽出することが出来ます。
難しいルールがある訳ではありません。
早速、ブレインストーミングで、プレゼンで伝えるべき項目をどしどし出していきましょう!
● 「カード・ブレスト」で発言を活発に。
「ブレイン・ストーミングで、様々な論点や意見を漏れなく抽出できることは分かった。
でも、グループ会議だと遠慮してしまって、なかなか発言のタイミングが計れず、そのうちに話が流れてしまう。発言する人が特定の人に限られてしまい、全員の意見がなかなか出ない。」
という意見もあることでしょうね。
確かにそういう経験も私自信あります。
「他人の意見に批判はなし。相乗りOK。」ということで始めても、確かに発言を遠慮したりするメンバーがいるのは、どこのグループでも一緒でしょうね。
そういった遠慮がちなメンバーの意見ももれなく引き出すブレーンストーミングの方法をご紹介しますね。
その方法は、「カード・ブレスト」と言います。
まぁ、文字通りに「カード」を使ったブレインストーミングになります。
以下のブレスト基本ルールは、全く変わりませんが、意見の発言ルールが若干異なります。
・否定的な発言や批判をしない。
・アイデアは常識に捕らわれない。
・質より量。
・相乗り歓迎。
そのルールとは、こういうものです。
[1] ブレストを始める前に、「カード」と「ペン」を用意します。「カード」は名刺サイズのカードでも結構ですし、大判のポストイット(5×5cmぐらい)を使うことがよくあります。
[2] 会議テーマを共有してから、発言を始める前に浮かんだアイデアを次々と「カード」一枚に一つずつ書きます。「カード」一枚に、アイデア一つです。
カードに何枚書いても構いません。どしどし書いていきます。
[3] そして、参加メンバーで順番に「ハイッ」と言いながら、カードを見せながら、アイデアを発言します。もちろん、他メンバーの意見を聞いて新たなアイデアが生まれたら、その場でカードに書いていっても構いません。
さぁ、これが「カードブレスト」です。
これだと、全員のアイデアを聞くことがバッチリできるでしょう!


